工作機械って何だ? ヤマザキマザック工作機械博物館【岐阜県美濃加茂市】
2019年11月 MAZAK DISCOVER2019というイベントに招待され久しぶりにMAZAKの美濃加茂工場へ行ってきました。
旅行というよりは出張なのですが、そのイベントよりも興味津々だったのがヤマザキマザック工作機械博物館の見学。
工作機械に特化した博物館なのだそうです。
私は部品加工を生業にしているのでどんなところなのか楽しみにして行ってきました。
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お目当てのヤマザキマザック工作機械博物館へGO!
イベント会場であるヤマザキマザック美濃加茂製作所第一工場から博物館まではシャトルバスで数分でした。
普段は美濃加茂市コミュニティバス”あい愛バス”まちなかぐるっと線を利用して「ヤマザキマザック工作機械博物館」で下車します。
美濃加茂インターから車で10分なので車でのアクセスのほうが便利ですね。
入り口はガラスのピラミッドで、博物館は地下に。
博物館としては理想的な環境ですね
ここから階段を降りるとそこには!
世界的にも珍しい工作機械に特化した博物館
「ヤマザキマザック工作機械博物館」について
工作機械は、私たちの身の回りにあるあらゆる製品の製造に関わることから、マザーマシンと呼ばれ、
「世界のモノづくり」を支える大変重要な役割を担っています。
ところが、工作機械は主に工場内で生産設備として用いられているため、一般にはその存在や用途はほとんど知られていません。
ヤマザキマザックは1919年の創業以来、工作機械を通じて世界中のモノづくりの発展に携わってきました。
2019年に創業100周年を迎えて、社会を支える工作機械の存在をより広く伝えるとともに、
モノづくりに対しての関心を高めるため、世界的にもめずらしい工作機械に特化した博物館を開館致しました。
我々機械加工を生業にする業者には当然のように分かる「工作機械って何か?」
でも
いざ素人さんに説明しようとすると意外に難しいです。
でも、ここに連れて行けば一目瞭然、世の中の産業を支える機械のことだってわかってもらえるでしょう。
このようなパネルでの説明や、体験コーナーなどでモノづくりについて理解を深めることができます。
広い空間にD51、飛行機、自動車 そして機械
展示室に入るまでの通路には道具の変遷を記した年表がありましたが・・・
見ないよね~
最初の展示物はベルト掛けの旋盤
びかびかに磨き上げられていてカッコイイですね
精密な部品が作れそうです。
展示室で真っ先に目に飛び込んでくるD51
産業革命の立役者、蒸気機関です。
黒光りする車体
カッコイイ!
運転席も間近に見ることができます。
たくさんのバルブと石炭投入口
カッコイイ!
完成品はD51のほかT型フォードやヘリコプター、自衛隊の練習機などが展示してありました。
このような工業製品に目が行きがちですが、ここの展示は工作機械ってなんなん?ってことを知ってもらうのが主なのです。
工作機械の役割を分かりやすく伝えるパネル
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工作機械のレジェンド大集合
たくさんの機械たちが展示されているのですが、昔の工場を模した展示が目を引きました。
天井に渡されたシャフト、それに架かるプーリー。
ベルトを介して伝えられた回転動力で動く旋盤。
作業者のシルエットがシュール?
ふる~い旋盤やフライス盤
ここの展示品で一番のお気に入りの治具ボーラー
メカだな~って感じるハンドルやレバーの意匠
曲線が美しい
今の機械は直線的なデザインばかり(作りやすいからでしょうね)でちっとも美しくないからな~
ただのノスタルジーでしょうかね?
工作機械の歴史が学べる
工作機械に特化した博物館
いかがでしょうか。
人類が獲得した道具を使う能力を工作に絞って歴史をたどって学べます。
また、併設されている「マザック アイスマートファクトリー」ではロボットやIoT技術を駆使した先端の自動加工工場を見学することもできます。
子供たちにモノづくりとは何かを知るきっかけが作れるかもしれませんね
もし機会がありましたら訪れてみてはいかがでしょうか?
身の回りで生活を便利にしてくれる製品たちは工作機械の力なくしては生産することができません。
縁の下の力持ち
工作機械について知ることができる博物館の紹介でした!!
ヤマザキマザック工作機械博物館
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