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国道397号線ー北上川に架かる新小谷木橋の供用開始は2021年5月31日です【岩手県奥州市】

2021年6月23日

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岩手県大船渡市から秋田県横手市に至る国道397号線

そのほぼ中央、岩手県奥州市にある小谷木橋が老朽化に伴い新小谷木橋に掛け変わります。

供用開始は2021年5月31日となりました。

 

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思い出の中の小谷木橋

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羽田側から見た現在の小谷木橋(2021.4.30)

 

現在の小谷木橋が完成したのは昭和29年。

羽田と水沢を隔てる北上川に架かる橋。

当時は東北一の長大橋 (橋長595.3m)でした。

 

私が生まれる前に完成しており、中学、高校と自転車でこの橋を渡り通学しておりました。

当時は歩行者用の側道は整備されておらず、橋を渡るときは車道を走らねばならずドキドキものでしたよ。゚(゚´Д`゚)゚。

 

しかも、羽田側と水沢側で欄干の形が異なっており(橋の構造も違っていたと思う)、特に水沢側の欄干は橋の外側に広がっていて、歩く時はもちろん、自転車に乗って目線が高くなるともう怖い怖い・・・

 

車の交通量が少なかったんですね~

今車道を自転車に乗って渡ろうものなら渋滞必死です。

 

 

二度も落ちかけた小谷木橋

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一度目は昭和63年の集中豪雨

6番橋脚の土台が陥没して傾き橋が落ちかけました。

この部分はポニートラス橋に掛け替えられ、1年後には現在のような姿に変わりました。

 

その後、平成15年の宮城県北部地震により橋桁の連結部分が損傷。

橋が落ちかける程ではなかったようですが・・・

 

二度目は平成23年の東日本大震災

橋脚が傾いたり、羽田側の橋台部分が大きく陥没したりして4ヶ月間の全面通行止めとなりました。

 

小谷木橋は架橋から約60年経ち、老朽化、度重なる被災による損傷、交通量の増加、幅員が狭く大型車のすれ違いが困難などの問題を抱えておりました。

東日本大震災の被災により、国道397号線が復興支援道路となり小谷木橋の架替えが決定的になりました。

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新小谷木橋

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一般国道397号線 小谷木橋架替事業のパンフ(平成27年10月)より

 

新小谷木橋(名称は令和2年に正式決定)は、現在の橋から130m上流に建設されることになり、平成27年から橋脚の建設が始まりました。

 

それから約7年

当初の予定から2ヶ月ほど遅れて2021年5月31日に供用開始となります。

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胆江日日新聞(2021.4.27)の紙面

 

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橋長597m

今時の橋らしく、美しいアーチを描いていますね。

橋桁の色は利休鼠。

シックで美しい色です。

 

橋の途中には2箇所に橋上バルコニーが設けられ、羽田側には橋詰広場が整備されることになっています。

 

国道397号線の流れが変わる

取り付け道路の有り様も大きく変わり、羽田地内では今までの国道397号線をバイパスして街なかを通らないようになりました。

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水沢側から羽田側を見た。

今までと違って道が広い!

 

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羽田側へ降りるとすぐカーブとなります

 

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少し離れて見るとこんな感じ

この道が新しい国道397号線となります。

 

羽田の地図

羽田の街を迂回するルート

住田側から羽田に入ってくると、東北新幹線の手前で左カーブして新小谷木橋へ向かいます。

2021.5.1現在はまだ道路工事中ですが、国道397号線はすでに左カーブするようになっています。

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画面左は新小谷木橋へ向かい、画面右は住田へ向かう

 

橋が新しくなることによって交通の利便性は大いに高まります。

しかしながら、国道397号線の流れが変わるために羽田の街は少しさびしくなるのでしょう。

 

せっかく奥州市の玄関口である東北新幹線水沢江刺駅があるのですから、今後の振興策に期待するところです。

 

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