岩手山焼き走り溶岩流展望台【近場旅行】

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2020年6月6日(土)

八幡平ドラゴンアイツアーに参加するため安比高原に向かう途中で岩手山焼き走り溶岩流展望台に立ち寄りました。

https://technis-precision.com/technis2/tabi/post-1965

 

岩手に住みながら、一度も訪れたことのない焼き走りなのです (^^ゞ

 

 

目次

西根インターからさあ、どっち?

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県南に住んでいるので、東北自動車道を北上して西根インターを目指します。

あいにくの曇り空

晴れるといいなぁ~

 

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南側から見る岩手山

東側に向かって富士山のような美しい稜線を描いています。

山頂は噴火の爆発で吹き飛んだらしいので、かつては富士山のような姿だったのかもしれませんね。

 

焼き走り溶岩流展望台(宮沢賢治詩碑)はここです

 

西根インターを出たら焼き走り方面への案内があるのかと思っていたら何もなく、仕方ないのでナビに案内をさせました。

 

えっ?こんなとこ曲がんの?

 

てな感じで、地図で見るより分かりずらかったです

ナビ様様です

 

駐車場が分からない

ナビに連れられて目的地周辺となりましたが、駐車場らしき物が見当たらないまま車は先へ進んでいきます。

ムムッ

そういえばさっき賢治の碑って書いたカンバン見たような・・・

 

Uターンして少し戻ったら側道があり、焼き走り溶岩流展望台の↑があったので松林の中へ入っていくと

ありました

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でも駐車場は無く、道ばたに車を止めることに・・・

2、3台は置けるかと。

 

後から分かったのですが、この先に岩手山焼走り国際交流村がありその近くに焼き走り溶岩流駐車場がありました。

そこからこの展望台までは溶岩流の中を歩いてくる道が整備されていたのです。

 

ちゃんと調べとけってコトで。

 

でも結構な距離なので、結果オーライでした。

 

溶岩流と岩手山

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岩手山が間近に見えます

溶岩の岩肌と岩手山を覆う緑のコントラストがキレイでした

晴れていたらもっと映えただろうに・・・

 

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溶岩真っ黒ですが、実際はもっと明るくてキレイだったんだ

 

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コケです

いたるところに生えていました

 

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散策路はこんな感じ

溶岩は軽石状でザクザクしているので、底のしっかりした靴じゃないと歩きづらいと思います。

 

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この日は鳥が見えませんでした・・・・

 

 

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パノラマ写真

広さが伝わらないなー

 

賢治の碑

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展望台のすぐ脇に宮沢賢治の詩碑がありました。

さすがイーハトーブ

岩手には各地に賢治の碑がありますね。

 

ここに刻まれているのは「鎔岩流」という詩で、詩集「春と修羅」に収録されています。

喪神のしろいかがみが
薬師火口のいただきにかかり
日かげになつた火山礫堆(れきたい)の中腹から
畏るべくかなしむべき砕塊熔岩(ブロツクレーバ)の黒
わたくしはさつきの柏や松の野原をよぎるときから
なにかあかるい曠原風の情調を
ばらばらにするやうなひどいけしきが
展かれるとはおもつてゐた
けれどもここは空気も深い淵になつてゐて
ごく強力な鬼神たちの棲みかだ
一ぴきの鳥さへも見えない
わたくしがあぶなくその一一の岩塊(ブロツク)をふみ
すこしの小高いところにのぼり
さらにつくづくとこの焼石のひろがりをみわたせば
雪を越えてきたつめたい風はみねから吹き
雲はあらはれてつぎからつぎと消え
いちいちの火山塊(ブロツク)の黒いかげ
貞享四年のちひさな噴火から
およそ二百三十五年のあひだに
空気のなかの酸素や炭酸瓦斯
これら清洌な試薬(しやく)によつて
どれくらゐの風化(ふうくわ)が行はれ
どんな植物が生えたかを
見ようとして私(わたし)の来たのに対し
それは恐ろしい二種の苔で答へた
その白つぽい厚いすぎごけの
表面がかさかさに乾いてゐるので
わたくしはまた麺麭ともかんがへ
ちやうどひるの食事をもたないとこから
ひじやうな饗応(きやうおう)ともかんずるのだが
(なぜならたべものといふものは
それをみてよろこぶもので
それからあとはたべるものだから)
ここらでそんなかんがへは
あんまり僭越かもしれない
とにかくわたくしは荷物をおろし
灰いろの苔に靴やからだを埋め
一つの赤い苹果(りんご)をたべる
うるうるしながら苹果に噛みつけば
雪を越えてきたつめたい風はみねから吹き
野はらの白樺の葉は紅(べに)や金(キン)やせはしくゆすれ
北上山地はほのかな幾層の青い縞をつくる
(あれがぼくのしやつだ
青いリンネルの農民シヤツだ

この詩で言うところの「鬼神たちの棲みか」を思わせるような溶岩流の荒々しさと荒涼感みたいなものをあまり感じなかったのは、これから初夏を迎える季節のなせるところなのでしょう。

 

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溶岩流帯の外れには花が咲き、木々の緑が生き生きとしている6月初めの日でした。

 

安比高原へGO!

さて、この後はお楽しみの八幡平ドラゴンアイツアーです。

安比高原へは一般道で向かいます。

 

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岩手山の北側から

なだらかな稜線が左側に見えます。

何か新鮮!!

 

盛岡より北にはあまり行かないからなぁ

見慣れない風景です。

 

そんな事を思いながら、すでに心は八幡平のドラゴンアイに向かっていました。

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