2020年の八幡平ドラゴンアイツアーに参加しました【安比高原自然学校】

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岩手県と秋田県の県境に位置する八幡平

標高1614mの高原に多数の火山由来のピークや広大な湿地帯が広がる観光スポットで十和田八幡平国立公園に指定されています。

その中でも近年話題なっているのが今回訪れた「八幡平ドラゴンアイ」です

例年5月の下旬から6月初旬にしか見ることの出来ない、まさに絶景でした!

 

 

目次

八幡平ドラゴンアイって、なに?

八幡平頂上付近には無数の沼が点在しているのですが、そのひとつ「鏡沼」の雪解け風景がまさに龍の瞳のように見えることから近年「八幡平ドラゴンアイ」と呼ばれるようになったそうです。

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2020.6.13(土)の八幡平ドラゴンアイ

2020年は6月10日が最高のコンディションだったとのこと

13日は雪解けが進み左隅の湖岸との境目に亀裂が入っています

 

どうです?

蒼い湖水に浮かぶ雪の瞳

まさに龍の目ではありませんか!

 

八幡平に沼は数あれども、ドラゴンアイの様な現象がはっきり起こるのはこの鏡沼ともう一つの沼(名前はガイドさんが言っていたけど失念)のみ。

トレッキングコース以外には基本(※1)行けないので、観光客が見ることが出来るのは鏡沼だけです。

 

ただ、自然現象なので時期もカタチもその年によって違うし、天候が悪ければそもそも行くことができないのです。

神秘的で美しい「八幡平ドラゴンアイ」に出会えるかは運次第!?

 

(※1)
高山植物保護のため、定められたトレッキングコース以外に足を踏み入れることは出来ません。
ただ、例外的に雪の上であれば自由に歩いて良いそうです。
でもガイド無しには危険なので勝手な行動は慎みましょう。

 

 

ドラゴンアイバスツアー

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さて、どうやってドラゴンアイに行くのか

八幡平山頂レストハウスから徒歩で行けるので車で八幡平を目指しても良いのですが・・・

 

今回はホテル安比グランド内にあるイーハトーヴォ安比高原自然学校が主催する

2020ドラゴンアイツアー

を利用することにしました!

 

なぜなら、ホテル安比グランドの宿泊プランにこんなのがあったから↓

神秘の絶景“八幡平ドラゴンアイ”を見に行こう!
「ガイド付き/ドラゴンアイ バスツアー」付★宿泊プラン(2食付き)

◎商品コード/R-9031
◎対象期間/2020年5月23日(土)~2020年6月14日(日)
◎プラン内容/
(1)泊数分の朝食・夕食付き
(2)営業時は安比温泉白樺の湯入浴券付(宿泊日当日のみ有効)
※営業のない日もあります。
ご予約時またはチェックイン時にご確認ください。
(3)八幡平ドラゴンアイバスツアー付き
※ご利用日(チェックイン日またはチェックアウト日)を宿泊予約時にご連絡ください。
◎料金/
ホテル安比グランド本館に2名1室でご宿泊の場合
お1人様 12,200円(消費税込・入湯税別)

八幡平ドラゴンアイバスツアー単体だけでも\5,000(税込)ですので、宿泊2食付で\12,200は格安じゃ無いですか!!

 

しかもガイド付バスツアーなので山道の難所も、不慣れな道中も、行った先での道案内も心配なし。

良いことずくめこの上無し~

 

出発進行

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ホテル安比グランドです。

安比高原スキー場の目の前にそびえる黄色の建物

タワーの1F、イーハトーヴォ安比高原自然学校に集合です

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ガイド担当の砂小澤さん

今回はお世話になります(^_^)v

 

参加者はおよそ同世代の夫婦3組でした

 

簡単なレクチャーの後、午後1時に安比を出発しました

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八幡平樹海ライン経由で八幡平山頂レストハウスへ

行程は

安比 → 八幡平樹海ライン → 八幡平山頂レストハウス → 徒歩でドラゴンアイ&周辺散策 → 八幡平レストハウス → 八幡平アスピーテライン → 安比

約2時間半のバスツアーです

 

行きは八幡平樹海ライン経由で、松川温泉、藤七温泉を横目に眺め、まずは最初の見学ポイント

 

涼風の滝

 

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駐車スペースがあります。

歩いて道を渡ると

木立の中に一筋の滝

6月ともなれば山は新緑で萌え始めていました

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八幡平山頂レストハウスからの眺め

安比を出てから約1時間

八幡平山頂レストハウスに到着です

横を走る道が岩手県と秋田県の県境になっています

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こちら側は岩手県

 

反対側は秋田県

いずれにも有料駐車場があります

秋田県側が八幡平山頂への入り口に少しだけ近いです

 

少し離れたところには無料駐車場もあります

 

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今年になってか秋田県側の有料駐車場内に設置された真新しいカンバン

去年までは岩手側のカンバンより古くてみすぼらしかったらしい・・・

 

鳥海山が見えた

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駐車場から南側の眺めの中に

遠く鳥海山が浮かんで見えました

この時期鳥海山が見えるのはとても珍しいのだそうです

ラッキーでした!

 

 

 

さあ、ドラゴンアイへGo!

まずは鏡沼分岐を目指します

秋田側の有料駐車場から道路下の階段を上って行くと八幡平山頂へのルートが始まります。

標高600mの安比での気温は約20゚でしたが、標高1600mの八幡平は約6゚気温が下がります。

まだ雪が残っていることもあり、トレッキングシューズを履き風を通さないパーカーを着込んでいきました。

天気は曇り、時々青空がのぞく程度でしたが歩き始めたらすぐに暑くなって脱いでしまいました

でも山の天気は気まぐれなので用心用心。

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県をまたぐ移動はまだ制限中でしたが、ドラゴンアイへ向かう、そして戻ってくるお客さんの数はとても多かった

岩手県は未だに新型コロナウィルス患者が発生していないからか、マスクしていない人がたくさん

私たちはツアーの参加条件がマスク着用な事もあり、しっかりマスクをしていましたが結構な状態😔

 

ガイドさんが道端の高山植物をいろいろ教えてくれるのですが、何分混み合っているため写真は無し・・・

唯一写りこんでいたのは満開の桜のみ(~_~;)

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歩き始めてから5、6分で鏡沼への分岐点に着きました。

 

ドラゴンアイへは雪道・・・

鏡沼分岐を左に曲がります。

さっきまでとは打って変わって、雪道となりました。

春先の少し表面の緩くなった残雪の上はとても滑りやすく歩きずらかった(;´Д`)

 

細い道なのですが対面で往来するので道を譲りながら進みます。

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標高も高くなっていくので、植物の様相も変わってきました。

熊笹やトドマツの緑~

葉の先端には新芽が付いて山にも春が訪れていることを知らせてくれます。

 

ドラゴンアイは突然現れる

鏡沼分岐からさらに5、6分歩くと、右側に突然ドラゴンアイが現れました!

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2020年のベストなタイミングは6月10日だったと聞きましたが、でもイイじゃないですか!!

蒼い目に瞳がしっかり空いていますね

雪の融解が進んで左奥は岸から離れ、その下側には亀裂も入っていますが十分神秘的な景色を堪能できましたヽ(^。^)丿

 

雪が汚れて黒ずんでいるのでチョット汚く見えるのが惜しいところ・・・

 

もう一つのドラゴンアイはこの右側の森の奥にあるらしいのですが、見ることはできません。

今年は龍の目になったのでしょうか?

誰かドローン飛ばして撮影してくれないかねぇ

 

と思ってyoutube検索したら、あった!

ドラゴンアイ両目の動画

https://www.youtube.com/watch?v=W2C7NHST61g

凄い凄い!
確かに両目あるわ(*゚ロ゚)

 

 

 

散策は続く。次は龍の涙

鏡沼の先にはめがね沼があります。

エメラルドグリーンに輝く「龍の涙」と呼ばれているそうです。

見る角度によって二つの沼がめがねのようにつながって見えるらしいのですが、まだ雪がたくさん残っているためか1個しか見えず。

 

このように八幡平にはたくさんの沼が点在しているのですが、それらはかつての火口がいくつか集まって出来た火山由来の物が多いのだそうです。

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さらに山頂方向へ。でも横道にそれてプチ冒険!

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めがね沼を過ぎると、コースはさらに細くなって山頂へと続いていきます。

 

八幡平自然探勝路コース

https://www.env.go.jp/park/towada/hachimantai/course/course_004/index.html

 

さて、ここからはイーハトーヴォ自然学校の本領発揮、林間をショートカットするプチ冒険の始まりでした。

「コース以外に足を踏み入れることはいけないのだけれど、雪の上ならOK!」のルールですね。

今の時期にしか出来ないアクティビティ!

 

山頂を巡るコースをショートカットして林間をガマ沼に向かいます。

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青森トド松の林の中をガイドさん頼みで進むのです。

冬場はこの木達が樹氷をまといスノーモンスターになるのですが、その景色は八幡平の樹氷写真を見た記憶と、目の前にある木々たちの合成・妄想で楽しみます。

 

ちょっとした冒険気分を味わいながら雪の上を歩くこと10分少々、ガマ沼付近の散策路に戻りました。

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視界の開けた先には岩手山が。

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振り返ればさっき歩いてきた青森トド松の林の上にきれいな青空が。

 

ガマ沼から帰りのルート

ショートカットしたおかげで、山頂を回るルートより30分時短となりました。

山頂には神社が有るとのことでしたが、行かなかったのでチョット心残りとなりました。

 

ルートに戻るとすぐにガマ沼に到着しました。

ガマ沼には展望台があり、美しい湖面を一望できるのですが画角に入らない・・・

それにしても、青空が。

ドラゴンアイの時にこのくらいの青空だったら良かったのにねー

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展望台の近くに高山植物保護のカンバンが。

林の中のプチ冒険は雪が無くなったらしちゃいけません。

てか、雪があっても案内無しにはしちゃいけません。

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がま沼展望台から振り返れば、大きな八幡沼が見えます。

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少し下るとガマ沼の畔に出て、展望台を下から眺めつつ湖面に反射する光が美しかった

 

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何の木でしょうか?

燃え立つ新芽と青空と太陽。

 

ここでも自然学校

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ちょうど倒れている青森トド松があったので、自然学校再び。

 

樹皮の表面にはポコポコとこぶがあるのですが、その中にはたっぷりヤニが入っているのだそうです。

ヒバに似た匂いがしました。

このヤニが冬の寒さから木を守るのだとか。

 

ちなみに、青森トド松の先端は十字になっていて十字架のようです。

クリスマスツリーに最適ですね。

採っちゃいけませんけど。

 

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どこだか忘れてしまったけど、八幡平の山なみのカンバンがあったのでパノラマ写真撮ってみました。

 

 

鏡沼分岐が近づいてきました

さて、大分降りてきました。

八幡平の山ともそろそろお別れです。

雲がキレイだったので1枚。

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鏡沼分岐に戻りました。

ドラゴンアイに向かってから1時間少々の行程でした。

 

名残を惜しみつつ、八幡平レストハウスに向かいます。

この時13:13分。

まだやってくる人は多かった。

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八幡平パークサービスセンター

八幡平山頂レストハウスと道路を挟んで八幡平パークサービスセンターがあります。

ドラゴンアイや八幡平の情報を発進する基地みたいなところです。

地下?それとも1階?にドラゴンアイの写真コーナーがあります。

 

最高に良かったのは2016年だったと言ってました。

いろんなパンフレットなどに使われているのは2016年の写真なんだそうです。

一番右が2016年。

確かに形が美しい!

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八幡平エリアの観光情報はこちらでチェック!

シーズン中はドラゴンアイ情報も毎日更新!

八幡平パークサービスセンターのFacebookページ

https://www.facebook.com/hachimantaiPSC/

 

 

八幡平アスピーテライン経由で安比へ

あー、楽しかった!!

初めてのドラゴンアイ。

キレイだったなぁ(*^_^*)

 

名残惜しいけど、ツアーも終いです。

雪の回廊で有名な八幡平アスピーテライン経由で帰路につきます。

 

途中、源太岩展望所に立ち寄りました。

大きな岩が!

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さらには、新設された松尾八幡平地熱発電所の脇を通り、日本最初の地熱発電所である松川地熱発電所とともに岩手県は環境に優しい発電をしているな~と実感。

 

ただ、旧松尾鉱山の廃墟跡は、かつて雲上の楽園とも呼ばれ隆盛を極めた産業の空しさがひしと胸に迫り、写真には残せませんでした。

参考までにリンクだけ張っておきます。

https://www.pixpot.net/view_spots/spot/2554/matsuo-kozan/

 

ここまで来ればアスピーテラインももう終わり。

あとは元の道を安比に向かうだけです。

 

八幡平も、ドラゴンアイも初めてづくしの旅でした。

自力で行くのも一興ですが、バスツアーはらくちんだしガイドしてもらえるし、プチ冒険もあり大満足の一日でした。

 

来年、美しいドラゴンアイが発生するかは分かりませんが・・・

 

安比のドラゴンアイバスツアー、オススメですよ!

どうです?

あなたも。

 

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