断捨離で見つけたスピーカー TEAC S-300R を改造してみた

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TEAC S-30OR

少しでもモノを減らそうと、物置の断捨離を進めているALEXです。

 

まあ、僕のモノでない(オヤジのモノ)ガラクタが何十年分も堆積しているので、そりゃもう大変なのですが・・・

たまには掘り出し物もあるわけで。

 

TEAC の古いスピーカー S-300R を掘り当てました。

 

今回はこの断捨離スピーカーを改造して使おう、というハナシです。

 

 

目次

S-300Rの状態は・・・

見た限りでは使えそうです。

少々埃を被っていますが、汚いほどではありません。

 

音を出してみたらどうでしょうか??

 

音は出ました。

でも音量を上げるとガサガサ言うし高音も歪っぽいです。

 

しばらく鳴らしてみても状態は変わらないので・・・

さあ、どうしよう?

 

断捨離なので捨てるのか??

 

いや待て!

僕には虎の子のスピーカーユニット FE-103SOL が有るじゃないか!

https://www.fostex.jp/products/fe103-sol/

 

FE-103SOL

IMG_8955

フォステクスの10cmスピーカーユニットです。

自作したスワンmkⅡの2代目ユニットでした。

現在はFE-108SOLに換装したためとっておいたのです。

 

バックロードホーン向きのユニットではありますが、8Ω版はバスレフでもいけそうなのでS-300Rのスピーカーユニットをこれに換装しようと思います。

 

S-300R分解

もう、ほんとアホなので分解する時の写真を1枚も撮ってない(゚´Д`゚);;

 

文章のみで解説すると

1.フロントグリルを外す

これはすぐ外れます

2.スピーカーユニット周りの黒いカバーを剥がす

プラスチックのカバーが接着してあったので力業で剥がしました

3.スピーカーユニットの取付ネジを外す

これも難なく外れました

4.スピーカーユニットを取り外す

ツイーター部分を持ってぐいっと引っ張ったらあっさり外れました

5.スピーカーユニットから配線を外す

ウーファー、ツイーターそれぞれファストン端子を外しました

6.裏の端子プレートを外す

4箇所のネジを外せばこれもすんなり取れました

7.エンクロージャの中に置いてあった?吸音材を取り出す

ほんと、置いてあった?って感じ。

 

もしかすると吸音材とコーンが擦れていたのかもしれません。

でももう良いです。

ユニット換装です!

 

これでエンクロージャだけになりました。

 

もうほんとアホです(゚´Д`゚);;

写真があったらもっとよく分かるのに~

 

 

ユニットの大きさが違う

S-300Rは13cmの同軸2ウェイユニットでした。

FE-103SOLは10cm。

大きさが違うためそのままでは取り付けることができません。

 

また、フロントバッフルにはスピーカーユニットを取り付ける部分にザグリが取ってありました。

サブバッフルはこのザグリに嵌まるようなカタチにしないといけませんね。

 

そんなわけで、ザグリ部分に紙を押し当ててカタチを取りました。

(この辺で気がついて、写真を撮り始めました)

IMG_8950

まあ、ザックリこんなカタチでした。

 

サブバッフルを作る

たまたま12mmの合板があったので、これを型紙にしてマジックでケガいて・・・

自在錐でFE-103SOL用の取り付け穴φ93を明けます。

IMG_8940

IMG_8941

上手く抜けましたが、φ93より少し大きくなりました。

まあ、想定内です。

小さいと使い物になりませんが、少し大きい分には問題なしです。

 

穴を開けたら、外周をコンターマシンで切り出します。

ホントは糸のこで切るのが良いんですよ。

コンターの刃は8mmも幅があるため、小さなRを切るのが不得意なのです。

IMG_8942

大きなR部分だけ切り取って、コーナーのRはヤスリで手仕上げします。

 

IMG_8944

ちょっといびつですが良しとしましょう

サブバッフル、完成~

 

サブバッフルの取付け→FE-103SOL仮止め

IMG_8945

サブバッフルがザグリに嵌まる事を確認してから、ボンドたっぷりで接着します。

 

ただでさえ薄いフロントバッフルにザグリを取ってあったので、ユニットの取付け部分は薄くなっています。

サブバッフルを接着することによってフロントバッフルはずいぶん強化されました!!

 

IMG_8951

IMG_8956

ボンドが完全に乾いたら、ユニットを仮止めします。

 

取り付け穴の中心に千枚通しでネジ穴の案内を付けているところ。

 

後は、FE-103SOL付属の木ネジで軽く止めて不具合無いか確認します。

問題なければ一旦ユニットは取り外します。

 

スピーカー端子の改造と取付け

また写真を撮り忘れた!

スピーカー端子~

 

黒いプラスチックのプレートに、スピーカー端子とLCネットワークが組み込まれていました。

2ウェイなのでウーファーとツイーターそれぞれの配線が出ています。

 

今度はフルレンジ1発なのでネットワーク不要となり、スピーカー端子直結の線が使えそうだったのでコンデンサーとコイルの線はカットして残った2本がこれ。

IMG_8958

黄色いのがウーファーの+、黒いのがツイーターの ー に繋がっていました。

黒線のファストン端子はサイズが違うので、取り外した線からウーファー用のファストン端子をハゲタカして黒線に半田付けしちゃいました。

 

線の改造が出来たら元の様にハコに取付けるのですが・・・

やはり古いヤツなのでプラスチックが劣化していました。

1箇所ネジを強く締めすぎてパキッとヒビが。

 

知らん顔してアロンでくっつけ、そっとねじを締めて取付け完了(;´Д`);;;

 

 

吸音材を入れてユニット取付け

IMG_8952

吸音材には PAスピーカーをリコーン した時に余ったロックウールを使います。

https://technis-precision.com/technis2/diary/post-1856

 

あまりスペースもないため、ハコの中4面をぐるっと囲むように詰め込みました。

(2枚前の)端子の写っている写真で、ハコの中にロックウールが収まっている様子がチョットだけ見えています。

接着しなくてもぴったり収まったのでそのままにしました。

 

IMG_8959

あとはスピーカーユニットにファストン端子を取付け、バッフルにスピーカーユニットをネジで本締めして完成!

 

試聴

容積3.3Lしかないバスレフで、ポートのセッティングもFE-103SOL用では無いのだけれど、私のリスニングルームのメインスピーカーになりうるのでしょうか?

部屋の配置変更によりスワンmkⅡは置けなくなったので、小型のニアフィールドリスニングに適したスピーカーがほしかったところでしたので、期待が膨らみます。

 

IMG_9044

IMG_9043

IMG_9042

アンプは35年前に手に入れたSONYのAT-F333ESX

少々動作が怪しいのですが、まだ現役でいい音出してくれます。

 

CDを掛けてみましょう。

QUEEN、バーブラ・ストライサンド、ジョー・コッカー&バーブラ・ストライサンド、山下達郎・・・

ボーカル中心に小音量でニアフィールドリスニングしてみました。

 

うん!

小口径ユニットの良さが出ています。

定位感が抜群!

 

ボーカルが前に出てきます。

中音域のまとまりが良いように感じます。

高音もキツくなく素直に伸びていて爽やかでした。

 

ただ、思ったとおり低音不足でした。

FE-103SOLはバックロードホーン向きのユニットなため、そもそも低音がタイトなのです。

低音の質は悪くなく、10cmのユニットとしては頑張ったほうだと思いますが、バスレフポートのチューニングでどうにかなるようなものではなさそうなので、低音の量感を補うにはスーパーウーファーを用いたほうが良いかと思いました。

 

いま狙っているのはこれ ↓

 

 

しばらくはこのハコ+FE-103SOLの組み合わせに付き合ってみようと思います。

そのうちまたバックロードホーンを作りたくなるまでは。

 

今度はこのスペースにも置けるようにCW型のやつにしようかね。

 

物欲は際限なくつづく。

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