奥の正法寺で秘仏本尊御開帳をしています【 2021.4.1~9.30】
岩手県奥州市にある正法寺は曹洞宗の古刹で、長らく僧侶の修行道場としての役割を担っていました。
かつては水沢の街なかでも托鉢をするお坊さんの姿をよく見たものです。
また日本最大とも言われる茅葺きの大屋根を持つ法堂が見事で、岩手の自然に溶け込んだ佇まいは一見の価値ありです!
その正法寺の秘仏「如意輪観世音菩薩坐像」が今年は半年に渡り特別にご開帳されるとのことです。
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ご本尊は如意輪観世音菩薩
如意輪観世音菩薩とはたくさんある菩薩様の一つで、仏教で言う六道輪廻のうち天道に迷うものを救済する仏様として信仰されているものです。
片足を立てた坐像で六本の腕を持ち、右手に如意宝珠、左手に法輪を持っています。
如意宝珠はあらゆる願い事を叶えてくれる宝、法輪は煩悩を破壊する様子を表しています。
寿命を伸ばす、病気を治すなどの健康面でのご利益のほか、子宝に恵まれる、難産を緩和させるといったご利益もあると言われています。
正法寺のご本尊は、いつもは年に一度10月16日の熊野大権現大祭でのみ御開帳されるのですが、2021年は東北デスティネーションキャンペーン 特別企画として4月1日~9月30日まで半年間に渡り特別に御開帳されます。
この機会に是非一度、奥の正法寺を訪れてみてください!
境内は美しく自然と一体化している
日本最大とも言われる茅葺き屋根の法堂
開山堂
惣門
境内は美しく整備されていますね。
境内を散策するもよし、お堂に入って中を巡るもよし。
四季折々に風情があります。
桜や紅葉の季節もいいですが、雪景色も風情があって・・・
今年の冬みたいな大雪の時は行くこと自体が大変ですけれど。
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正法寺の七不思議を探してみるのもいいかもです
正法寺には七不思議と呼ばれる言い伝えがあります。
その一つ「文福茶釜」は昔話で有名ですね。
でも、その舞台になったのは狸の置物がたくさんあることで有名な群馬県の茂林寺なのです。
私も一度訪れたことがあります。
狸の置物が出迎えてくれますよ~
もともと正法寺にあった茶釜が逃げて飛んでいった先が茂林寺だったとは知りませんでした!
アクセス
奥州市の南東のはずれに位置していますので車で行くのが便利です。
国道343号線を猿沢方面に向かって行くと、裸の男と炎の奇祭「黒石寺蘇民祭」で有名な天台宗妙見山黒石寺があり、その先3kmほどで正法寺が見えてきます。
猿沢方面からは正法寺が見えたら左折するだけなのですが、水沢方面から行くと左手の正法寺に気を取れれて入口の右折を見逃しがちなのでご注意を。
わたし、一度やっちゃいました~
ちょっと離れていますが無料駐車場もありますよ~
開館日時 | 年中無休
9時00分~17時00分(11月~ 3月は16時00分まで) |
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所在地 | 奥州市水沢黒石町字正法寺129 |
アクセス | JR水沢駅から12km車で20分
JR水沢江刺駅から8km車で15分 |
拝観料 | 大人500円、中学生300円、小人200円
※団体割引30名以上(1割引) |
ホームページ | http://shoboji.net<外部リンク> |
問い合わせ | 正法寺(Tel:0197-26-4041) |
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