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ステンレス切削加工の必需品はこれ!「ステンコロリン赤」

2020年10月29日

 

ステンレス部品を加工する上で刃物の選択はとても大切な要素ですが、加工液によっても結果が違ってきます。

環境対策のためほとんどの機械は水溶性切削液を使っているのですが、ステンレスとかチタンとか難削材の加工にはやっぱり油の機械がイイ!!

でも、機械の加工液はなんだなぁ~・・・

 

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そんな時はコイツ(ステンコロリン)の出番です!

「ステンコロリン赤」

ステンコロリン_ページ_1 ステンコロリン_ページ_2

「ステンレスが豆腐になりました」

とは凄いキャッチフレーズですが、どう転んでもステンレスが豆腐になるはずがありりません・・・

 

でもそう思えるくらい切れるようになるのは事実でした。

 

現在弊社でステンレスを加工する場合、タップ、ねじ切り、内径溝入れやリーマ加工をする場合は100%「ステンコロリン赤」を使います。

 

ステンコロリンは切れます!

間違いない!

 

タップが折れる恐怖から解放されます(見極めが大事ですけどね)

ネジがビレなくなります(やり方次第ですけどね)

溝切りバイトが折れなくなります(これも見極めが大事・・・)

 

リーマ加工には特にオススメです。

切れるので穴が小さくなりません。引き目もキレイに出ます。

IMG_8190

 

赤は緑より切れる。でも赤には塩素が入っている・・・

ステンコロリンには2つのタイプがあります。

 

「赤」と「緑」

 

違いはというと

「赤」は鉱物油ベースで塩素が添加してあり強力切削向け。ただし塩素の影響で放置すると鉄が錆びる場合がある。

「緑」は植物油ベースで塩素フリー。若干切れが劣るけど環境に優しい。「銅の場合のみテストが必要」と注意に書いてありますが「緑」を使って銅を加工したことが無いので実際どうなんでしょう???

 

弊社では「赤」を使っています。

切れるから。

 

鉄が錆びると言っている方もおられるようですが、ステンレスにしか使わないからなぁ。

それに肝心な部分だけにしか使用しないので、クーラントに流されて機械に残留しないし。

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塩素で思い出したんだけど

昔、塩ビを大量に加工したことがあったのですが、後でワークを水洗いするのが楽になるようにドライで加工してました。

塩ビを削ると何か良い匂い(芳香臭?)が。

でも最初のうちだけで、だんだん気分が悪くなってきて。

数日でその加工は終わったんですが、気づいたらスピンドル周りの鉄部が真っ赤に錆びている!!

塩ビをドライで削ったので塩素ガスが発生したんでしょうか!?

CRCとスコッチでゴシゴシやって何とかゴマかしましたが・・・

 

クーラントは使いましょうね!という話です。

 

ステンコロリンは切れるけどチョットお高いのです

経済の話。

 

まあ、切れるから仕方ないのですがお値段はチョット高めです。

 

SUS316を加工する時など1本まるっと使い切ることもザラですが、ケチって失敗したらと思うとぞっとするので文句は言えません。

 

ステンコロリンを使えばステンレス恐れるべからず!

でも、過信は禁物。

基本をしっかり守った上で正しく使いましょう。

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